特別養護老人ホーム フラワーヒル


もうひとつの我が家とゆとりある生活


 ご入居者様お一人おひとりが、これまでの歩んできた人生がそれぞれ違うように、ご入居後の暮らしもそれぞれ違うのが当然です。
 その暮らしを支援するため、ユニットごとお一人おひとりにあったケアを大切にします。
 ご入居者様と「もう一つの我が家」で一緒に暮らし、毎日の生活の中で学び、共に「生きがい」のある日々を過ごせる施設を目指しています。

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ユニットケア


 ユニットケアは、お一人おひとりの暮らしを支援する「個別ケア」の手法の一つです。

 介護が必要になっても、ごく普通の日常生活を営むことができることを理念にしています。
集団的・画一的ケアから、ご入居者様の「個」を尊重したケアが行えるように、小規模のグループ(ユニット)に分けて行うケアがユニットケアです。 (厚生労働省)

 フラワーヒルは、ご家庭に近い居住環境の下、1ユニット10人程のご入居者様が、リビングとキッチンを中心に、職員の支援を得ながら、お一人おひとりの生活のリズムでお過ごしいただいています。
職員は、ユニットのご入居者様とコミュニケーションを図りながら、お一人おひとりの心身状況・生活習慣・個性等を把握して、個別のケアに繋げています。

お誕生会


 お誕生日祝いは、施設より支給されるお誕生祝い費を基に、ご入居者様、お一人おひとりのご希望を伺い、又、ご希望を伝えられない方には、職員が日々のご様子より感じ取りながら、個別のお誕生日祝いを行っています。

 お祝い品(ひざかけ・靴・湯呑み・衣類・本・クッションなど)やご入居者様・ご家族様のご希望を職員がお手伝いするお祝い(外食・外出・自宅訪問・お墓参り、ショッピング) 等、職員が計画して行っています。

 外出時には、施設の車両を使用して、ご入居者1人に職員1人が同行しています。外出・外食のお祝いは、ご入居者様に大変喜ばれ、ご家族様が同行されることもあります。

お食事


 ご入居者様1人、2人あるいは3~4人が、1つの食卓で食事をします。キッチンには、家庭と同じような設備が整っています。ご飯やみそ汁は、各ユニットで作り、主菜・副菜は、厨房からホテルパンで運ばれてきます。盛り付けはメニューの説明をしながら、ご希望の分量を伺い、配膳しています。

 ご入居者様が、ご飯を炊くことができなくても、ご飯の炊ける匂いや用意をしている職員の姿を見て、暮らしている実感を抱いていただけます。

 おやつ作りも、ご入居者様と一緒に行うことがあり、ユニットが甘い香りで包まれます。
昼食は、主菜を選択することができます。又、好き嫌いや禁食の対応も行っています。その他、郷土料理、お楽しみ弁当、行事食やお祝い膳などをお楽しみいただいています。

喫茶コーナー


 1階の喫茶コーナーは、ご入居者様とご家族様が、ユニットを離れて、ゆっくり面会され歓談していただける場としてご利用いただいています。また、ご入居者様と職員がゆとりの時間にお茶をしたり、デイサービスご利用者様がお友達とご利用されたり、地域の方々が散歩の途中に立ち寄られたり、職員が喫食したり等「気分をリフレッシュする癒しのスペース」として利用されています。

 喫茶メニューは、オムライス・ナポリタン・カレー・かつ丼・うどん・そば等の軽食やケーキ・和菓子・アイスクリーム等のデザートや飲み物各種をご用意しています。また、季節限定のメニューもご用意しています。

 喫茶料金は、一般用とご入居者様用に分かれています。喫茶コーナーの中には売店もあり、ご入居者様が必要なティッシュ・歯磨き粉などの日用品や人気のお菓子などを販売しています。

いろいろな楽しみ


 お楽しみの企画は、ユニット費を基に、各ユニットのレクリエーション担当者が中心になって行います。

 散歩、外出、外食、ショッピング、おやつ作り、出前、習字、製作、スポーツ系のレクリエーション、季節にちなんだ行事などが、ユニット毎、計画して行われます。他ユニットと合同で行うこともあります。

 ボランティアさんのご協力をいただき開催されるイベントや趣味教室等もご入居者様の楽しみになっています。又、保育園児や幼稚園児のご訪問は、ご入居者様のたくさんの笑顔と園児の元気な声が各フロアにあふれ、施設全体が元気になります。

お風呂


 フラワーヒルの入浴は、マンツーマンケアが基本になっています。

 ご入居者様は、着替えの洋服を選び入浴のお迎えを待ちます。

 お迎え・脱衣・入浴・更衣・居室に戻るまでの介助を一人の職員によって行われます。

 お風呂は、一般家庭と同じ浴槽・シャワーチェアのままで入れる浴槽・寝たまま入れる浴槽等があります。

 ご入居者様に適したお風呂でゆっくり入浴していただきます。

 ユニット毎にボディーソープ、シャンプーを購入しますので、様々な香りが浴室に漂います。個人専用の石鹸、シャンプーを使われる方もおられます。

 また、端午の節句の頃の“菖蒲湯”や冬至の頃の“ゆず湯”等、お風呂で季節の移り変わりを感じていただいています。

バッグを持っておじゃまします


 排泄介助の時間は、特に決まっていません。

 お一人おひとりの排泄時間や排泄量を把握(尿量測定)して、個別のケアを行っています。
排泄用品の種類も多くご用意しています。お一人おひとりに合った排泄用品をご使用いただき、排泄のリズムに合わせた個別のケアを行っています。

 排泄介助は、尊厳やプライバシーに配慮し、周りから排泄介助を行うことが分からないようにトートバッグ等に排泄用品を入れて運びます。バッグの色や形は様々です。


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